テクノロジーと対極のところにあるもの

はじめに

この投稿は、わかちーが運用するブログの一環ではありますが、misskey.devユーザーAdvent Calendar 2023に向けた記事です。

何の話?

SNSのプロフィールで「IT畑の隅っこでキャンプしてる人」と書いてることだし、キャンプの話をします。misskey.devはエンジニア畑の方が多いですが、自分がテクニカルな内容で面白いことが書けそうにないので、全然関係ない方向に振る作戦です。
キャンプの話といっても何か一家言ある訳ではなくて、特にコロナ禍の間に大流行したキャンプについて、自分が始めたきっかけや自分のキャンプの様子を紹介します。

テクノロジーにまみれた環境からの脱出

まずはキャンプを始めたきっかけから。
IT技術者の端くれなもので一日中PCに向かって仕事してますし、プライベートでも似たような感じで、SNSやソシャゲ(主にウマ娘)、移動中はスマホで音楽聴きながら、という生活。テクノロジーにまみれてます。
この生活は楽しくはあるのですが、目は疲れるし、姿勢は悪くなるし、座りっぱなしで運動不足になるしで、長時間PCに向かってて体にいいことないです。おんもに出て空気吸って太陽の光あびましょうか、というのが動機の一つ。
あと、自分は田舎出身で、実家のすぐ裏手が山だし周辺には田んぼがあるしで、自然が身近にある環境で生まれ育ったから自然に囲まれると落ち着く、というのが(自分のバックボーン的な意味合いでの)動機の一つ。
そして決定的なのが、キャンプ芸人のヒロシさんの動画。「ヒロシです・・・」の自虐ネタでブレイクしたヒロシさん、ある時からテレビで見かけなくなって、どうしてるのかなと思ったらキャンプ芸人というかキャンプのYouTuberになってました。

動画で毎回何かしら焼いて食ってるんですが、まぁそれが旨そうなんですよ。
こういうのを観てるうちに、キャンプやりたいなーと思って道具を買い集め始めたのが2019年頃。コロナが流行り始めるちょっとだけ前です。

野に放たれて

キャンプ道具の変遷とか道具のこととか書いてると長くなるので、こんな装備でやってます、というのを一枚。

キャンプに馴染みが無い人は「山とか入ってってテント張って、何するの?」という疑問を持つと思います。別にキャンプは○○するものという定義はなく、自由です。犬とか連れて行って走り回ってる人もいれば、ひたすら酒飲んでる人もいたり。じゃあわかちーは何してんの?と聞かれると、落ち着いてる時間はひたすら焚き火してます。薪を燃やしてるだけです。飽きないの?と思うでしょう。それが飽きないんです。揺れる炎を眺めてるとなんだか落ち着くし、炎のゆらぎも刻一刻と変わっていきます。
焚き火しながら、炎を眺める以外にも、せっかく外に出てるので景色も楽しみます。炎だけでなく、自然も刻一刻と見え方が変わっていきます。例えば下の写真、日没直後の空が藍色になる時間帯を「ブルーモーメント」というそうで。女の子が綺麗に映える時間帯ということで「マジックタイム」という呼び方もあるとか。スマホ見ながら電車移動してると、こういうのを楽しむ余裕もないですね。

テクノロジーと対極の環境がもたらすもの

ここまで書いてきて、PCもスマホも出てきません(まぁスマホは持って行くんですが)。あるのは目の前の自然だけ。火をおこして焚き火で米を炊いて肉を焼き、エアコンなんか当然あるわけもないテントで寝て、朝は鳥のさえずりで目を覚ます。テクノロジーの恩恵にまみれた生活は便利だし、それはそれで楽しいのですが、その反面めまぐるしく回るゆえにストレスを受けていたことにも気づきました。こうしてテクノロジーと対極の環境に身を置いて効率も選択肢も大幅に狭めることで、自分の中のギアが高止まりしていたのをちょっと落としてスローライフ。そういう時間があってもいいのではないでしょうか。

まぁそれはそれとして、自然を眺めながら外で食う飯はうまいです。皆さんも野に放たれて、レッツ外メシ!焚き火で焼いた肉うめえ!

おわりに

キャンプの魅力を語るという程の文ではなく、現代の生活は便利ですが思った以上にストレスかかるので、テクノロジーをちょっとだけ家に置いて自然に入っていって半強制的に自分の中のギアを落とす、そういう気分転換もありますよ、という話でした。いきなりテントとか導入して・・・という本格的な話じゃなくてもよくて、何だったら弁当買って河原や原っぱで食う、それだけでもいいと思います。たまには娑婆の空気吸ってゆっくりしましょ。

米が炊けたのでそろそろこの辺で。
えんいー。

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